25日目 お弁当と小学生
お友達のしまーが、金曜日から東京に仕事で行き、一泊して土曜に東京ゲームショウに行く、というので付いていきました。
もちろん、こっちは自腹ですが（;´Д｀）
シマーは金曜日仕事なのですが、その間、僕は昔住んでいた、板橋（五年前に二年間）と、南浦和（小学校1年～4年）を訪ねてきました。
まずは、東京から近い方から、ということで、板橋へ。
昔、住んでいたマンションというか、コーポを見に行き、もうもちろん別の方が住んでらっしゃるのですが、そういうの見ると、なんか感慨深かったです。
が！
本命はそちらではありませぬ。
板橋商店街という、近くの商店街があるのですが、その中にある「つるや」というお弁当屋さんのから揚げ弁当。
しょっちゅう食べていたものですから、死ぬまでにもっかい食べたいな、と思っていたのです。
早速、商店街をテケテケと歩き、目的地へ。
時刻が12時という事もあり、ひっきりなしにお客さんがくる為に、昔住んでてとかの話は不可能でしたが、当時のおじさんがやはり切り盛りされていて、
あ～懐かしいな～と思いながら、お弁当を買って、近くの公園で食べました。
ぽけ～っとほぼ遊んでいた二年間でしたが、懐かしく思い出しながら、本当に美味しい昼ごはんでした。
お腹もいっぱいになったし、次は南浦和です。
板橋に住んでいた頃は全く行く気がしなかったのですが、30になった事もあり、何か強烈に行って見たい気分だったのですよ。
池袋に近い板橋からは、埼玉ですので、都心よりも近い、位なのですが・・・・・・。
南浦和に到着し、タクシーに乗り、「昔この街に住んでたんですよ～」と運転手さんと会話開始。
「根岸って所の、根岸ハイツって所に住んでたんですけど、今でもありますかね？20年近く前なんですけど」
と聞くと、あるよ～との事。
一号棟、二号棟、三号棟、全てあるとの事で、浦和という街は元々、ベッドタウンですので、その頃からマンションが建ちだし、その最初の方のやつでも、今だに結構残ってるのだそうです。
なんのかんのと喋っていたら、すぐに到着し、見上げてみると、記憶にあった建物とは色合いがちょっと違いますが、そのものズバリ、きちんとありました。
そのまま真ん中の、広場まで進むと、僕らがよくサッカーをして遊んだ、どでかい草むらが、こぎれいな木々が植えられ、サッカーなどとても出来ない雰囲気になっていました・・・・・・。
あ～思い出がそのままってわきゃないか～とか思っていると、ものすごい風が！
三つの建物が、囲うように並んでいるので、そういえば小学校の頃、本とか飛ばされてゲラゲラ笑ってたな～と思い出しました。
そのまま、2号棟に入って二階に行くと、写真の様な、エレベーターへ入る入り口のでっぱり部分の上の空きスペースが目に入り、そういえば、ここで友達とダンボールで何日もかけてねずみ取りつくって、結局何も取れず、ほっといたら撤去された思い出が～とか思い出し、そいつの部屋（だったと思う）部屋を見に。
案の定、別の名前になっていましたが ( ´・_・｀)
そのまま、子供の頃と同じように二階のところから飛び降りて、三号棟へ。
一階部分がローソンになっていて、外で兄弟三人と友達と遊んでいると、大雪が降る日だったらしく母がやってきて、今日は停電になるから、とローソンにろうそくやらを買いに行ったのを思い出しました。
その日は本当に停電になって、なんか、ろうそくの光だけでお風呂にみんなで入ったり、真っ暗で楽しかった記憶があります。
そのローソンも今はもうなくなっていました。
1号棟のエレベーターは当時住んでいた頃と同じ仕様で、ふいに両親に電話しちゃいました。
出ませんでしたがｗ
当時住んでいた部屋（だったとおもう場所）に行くと、お隣さんも当たり前ですが、もう名前は変わっていました。
よく遊んだのにな～。
そのまま、外にある階段を通って降りて行って、真ん中のもう変わってしまった広場を見ていたら、ふいに悲しいような、寂しいような、懐かしいような、変な気分になって来てしまって、電話嫌いのＣちゃんに、メールで電話してもいいかな？と聞いてしまいました。
電話、本当に嫌いなのだけど、なんか感じたのか、いいよ～待ってるねと返事が来て、ちょっとどうしても声が聞きたくなっちゃって・・・というと、笑われてしまいました。
でも、本当になんかわからないけど、寂しくなったんですよね。それとまあ、若い頃の両親の事とか思い出したりして、違った感情も生まれたりもしました。よく考えてみたら、最近のあの人たちとしか話はしてない気になっていたけど、あの頃の彼らとこそ、本当にたくさん話して、暮らしてたんだな～と。
そのまま、歩いて、父がよく行っていた目の前の打ちっぱなし場が、車のディーラーに変わっているのを見つつ、仲の良かった友達のマンションにも行ってみました。
そしたらなんと、ありました！Ｋ澤君の表札が！！
ものすごく悩んだ挙句、エレベーターに載って、チャイムを鳴らしてみたんですが・・・平日ですし、どなたもいらっしゃいませんでした((（；-д- ）
まあ、そんなドラマ展開はねーわなｗと自分に言い聞かせ、よくそいつと眺めてたマンションからの風景を見ていると、真下によく行った西友を発見！
母親と、幼稚園だった可愛い可愛い頃の（笑）妹がいなくなったのに気づかず、めちゃ探し回った記憶とかが蘇りつつ、遠巻きにその店を見ながら、小学校への通学路へ。
子供の頃の習慣というのは、覚えているものなんですね。
自然と小学校に着きました。まあ、簡単な道順ではあるんですがｗ
通り道にあった、お菓子屋さんはもうなくなっていましたが、「南浦和小学校」は、今も同じ状態でそのままありました。
運動会だかをやっていて、ためらいましたが、もう一生来ないだろう、と思い写メ撮って、そのまま変質者と間違われない内に、よく遊んだ神社の境内へ。
ダンボールで滅茶苦茶長い距離を滑ってた思い出があったのですが、大人になった今見ると、大したことのない雑木林でした。
道を歩いている時や、エレベーターに載った時も思ったのですが、本当に、自分が大きくなったんだな～と、大きくならしてもらったんだな～と思い知りました。
記憶に強烈に残っている場所、というのをいくつか周り、そのまま、南浦和の駅までゆっくり歩き（子供の頃の記憶では、とてつもない距離だったので無理だと思ったのですが）、小学四年生の自分とはさようならして、4時頃、目黒という街に着きました。
ここにはある目的があって来たのです。
モズク
