第一回 第二話 「素数」
よく考えても、何故かわからない。
敵スタンドの攻撃、とも思えない。
どうやら、発進までの間に犬と遊ぼうとした為、車のボンネットの上にノートとペン、キューブを置き、そのまま発進してしまった為に、道中落っことした様だ、いや、敵スタンドの攻撃を受けたのだった。
「落としたノートはデスノートではないし、ましてやドリムノートでもないので、ご近所の方に拾われ、自分が恥を晒すだけだ(実際は実名で~は食べれないとか書いてある為、ウソ)、落ち着け、素数を数えろ。ホームセンター行って買えばいいんだろ、もっかい」
とけろろが言い放ち、そのままホームセンターで、大学ノートとシャーペン、ルービックキューブを購入。わが家に戻り、ノートに表などを書き、再度インターネッツを駆使して、目的地や、カーナビの為の電話番号や住所を検索し、14:00 やっとこ、第1投となった(その時に、イッシーとTTに12個の選択肢を書いてもらった)。
「でかくて恥ずかしい、人前でこれやんの?」
などと、生娘の様なことをいうTTをなだめすかし、いよいよ一投目。ルービックキューブが空を舞う。
出た目は
銀
前々回のルールを参照していただければ分かるが、青がやばい。嫌な予感がする。TTが「自分の選んだ所が出るに違いない」と呪文を唱え、第二投。
出た目は
青
「田能食堂」
やった・・・。
記念すべき第一回目、第一投があそことは・・・・・・。
出てくるお店に関しての悪口は決して書かないブログとしてやっていこうと思っているのだが、あそこはめちゃくちゃ辛いのだ。名物のいのしし肉を使った「いのうどん」というのを昔、墓参りがてら食べ、ヒーヒー言った思い出がけろろにはあった。
もちろん、TTにも・・・・・・。
ただし、イッシーだけは、その時行っていない為、きょとん(・о・)としていた。
「山道がうざいんよね~」等と、見当違いの方向のセリフを吐きながら、その実、二人して、イッシーが怯えない様に、そろっと出発することになった。
だが、到着したその店では、辛い料理、きついうねうね山道をも越える衝撃が、我々を待っていた。